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Kがいないとつまらない「メン・イン・ブラック3」 [映画の雑感日記]

「メン・イン・ブラック3」☆☆☆

 「メン・イン・ブラック」といえばK(トミー・リー・ジョーンズ)とJ(ウィル・スミス)ウィル・スミスのコンビによるファンタジー・コメディシリーズ。メン・イン・ブラック(MIB)とは地球に渡航してきたエイリアンの監視などを行なう秘密組織の人間のこと。宇宙人を監視するMIBのトミー・リー・ジョーンズが缶コーヒー・ボスのCMでは「宇宙人ジョーンズ」になっているのは、もちろんこの映画のパロディである。私はこの映画のことはもちろん知っていたが、なんとなく駄作のような気がしていて劇場には行かなかった。その後、テレビで放映されたものを見ると、意外やけっこうおもしろい。勢いで「2」も見たのだが、これは「1」と比べると変にいじくりまわした分つまらなかったが、それでも腹が立つような不出来ではなかった。
 というわけで、その「MIB」の「3」が10年ぶりに作られ、WOWOWで放送されるとなると、これはやはり見てしまうわけである。
 物語は月の監獄から脱走したエイリアンが40年前のKジョーンズを殺す。それを阻止するためにJスミスが過去へ飛んで・・・、というもの。いろいろ枝葉をつけてはいるが骨子はごらんの通りで、まあタイムものとしてはカビが生えたような展開だ。しかも、この映画のおもしろさの半分はいつも仏頂面のおっさんKと調子のいい若者Jの世代ギャップともいえるやりとりにあるのだが、Jが40年前にいってしまったためそれが不可能になってしまった(でてくるのは40年前のKで、ジョシュ・ブローリンという俳優で、いくらかジョーンズに似た顔立ちだが、40年前と考えると老けすぎ)。
 トミー・リー・ジョーンズももう60代後半のはずで、ウィル・スミスも40代半ばのはず。これではおっさんと若者コンビではなく、じいさんとおっさんコンビである。ううむ、シリーズの宿命とはいえ、苦しいなあ・・・。

↓予告編
http://www.youtube.com/watch?v=fJ6AP8jeedA
メンインブラック3.jpg
☆★は、尊敬する映画評論家・双葉十三郎さんの採点方法のパクリで、☆=20点、★=5点(☆☆☆が60点で「可」。合格というか、まあ許せるラインということです)
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